鉄系高温超伝導体

2008年2月に東工大の細野教授らにより鉄を含む新しい高温超伝導体が発見され(図1)、その後転移温度が急激に上昇しています(現時点で55K)。現在、超伝導機構を探る研究が世界中で急ピッチに行われています。私たちの研究室では、鉄系高温超伝導体の電子状態を世界に先駆けて決定し、超伝導ギャップが「多重s波対称性」を持つ事を突き止めています(図2)(新聞発表:鉄系新高温超伝導体)。現在、Tcと電子構造との関係や「擬ギャップ」の正体を探る実験を行っています。

図1: 新型鉄系高温超伝導体LaOFeAsの結晶構造

図2: 超伝導ギャップの軌道依存性


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