高温超伝導体と光電子分光

 高温超伝導体を探る上で光電子分光が担う役割は非常に大きい。特に角度分解光電子分光は、波数に分解した電子状態を決定できる唯一の実験手段であり、光電子分光の技術的な発展(特にエネルギー・角度分解能の飛躍的な向上)と相まって、「高温超伝導の発現機構の解明」という大きな目的の駆動力として働いている。特に、大きなフェルミ面、d波超伝導ギャップ、常伝導擬ギャップの観測は、現在高温超伝導体機構を理解する上で欠かせない情報となっている。

高温超伝導体のフェルミ面(シュミレーション)

Bi2201のFermi面が、「ホール的」であることを示す角度分解光電子スペクトル



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